母音の無声化
概要
- できること:母音の無声化のルールがわかり、聞きとることができる。
- 学習スタイル:日常生活から音を連想し、発音の練習をする。
- ツール:特になし
- 準備するもの:ろうそくやティッシュなど
母音の無声化(devoicedvowels)
日本の中でも地域によって母音の無声化の程度が変わる。東京は母音の無声化が起こりやすい地域。
- ふたつ:「ふ」(fu)の母音[u]が無声化する。
- あした:「し」(shi)の母音[i]が無声化する。
無声化のルール
無声子音にはさまれた母音[i][u]が聞こえなくなる現象。
- ふたつ(futatsu):[f][t]は声がない音(無声音voicelesssound)なので、その間にある[u]の声が聞こえなくなる。
- あした(ashita):[sh][t]は声がない音なので、その間にある[i]の声が聞こえなくなる。
例
- ふたつ(futatsu)
- あした(ashita)
- すき(suki)
- がくせい(gakusee)
- ひとり(hitori)
- きました(kimashita)
東京では、です(desu)、ます(masu)の「す」が無声化することが多い。
発音の練習
「ふ」の音
ろうそくを吹き消すことを連想しましょう。
- ふたつ
- ふたり
「し」の音
人差し指を口に当てて「シーっ」と静かにさせるときに使う音をイメージして発音しましょう。
- して
- 電話してください
ほかにも母音の無声化しやすいことばには、どんなものがあるか、考えてみましょう。