身体の動きを使って練習しよう ー「か・が」「た・だ」の練習ー
概要
- できること:「か」と「が」、「た」と「だ」など、有声音と無声音の声の出し方がわかる。
- 学習スタイル:身体を動かして練習する
- ツール:特になし
- 準備するもの:自分が話したい単語
企画者:川口義一・木下直子
手順
手順(1)身体を使う方法
有声音・無声音の音を出す感覚をつかむ
- 有声音:身体をリラックスさせて発音する
- 無声音:身体を緊張させて発音する
- 〈無声音〉まっすぐ立って、肩を引く。引きながら「か」と発音する。
- 〈有声音〉力を抜いてリラックスする。「が」と発音する。
- 1と2を繰り返して、「か」―「が」、「か」―「が」のように発音する。
発音した音の感覚を覚えておくために、「か」と「が」の口の動きの違いや感覚の違いを自分のことばで説明する。
- 例:「か」はかたくてつよい、「が」はやわらかい etc.
*注意:表現に正解はない。もう一度感覚を思い出して発音できるようにするのが目的
単音から単語、単語から文節、文節から文のように少しずつ長くして練習する
- 単音:「か」「が」「き」「ぎ」
- 単語:「かんたん」「がんたん」「きん」「ぎん」
- 文節:「かんたんに」「がんたんに」「たいがくを」「 だいがくを」
- 文:「大学を退学した」「銀行に金と銀がある」
手順(2)
有声音(「が」「だ」etc.)の前に /n/ を入れて練習する方法
- 「ぎん」の場合、「んき」→「んきん」→「んぎん」→「ぎん」のように発音する。
- 単音から単語、単語から文節、文節から文のように少しずつ長くして練習する